NTT 電子カルテシステム 

Electronic Medical Record system
〜 診療における付加価値の提供 〜

 

NTT東日本 法人営業本部
システムサービス部 医療プロジェクト


【はじめに】

「より高度な医療をいつでも手軽に快適に受けたい」という患者様のニーズが高まってきている中で、医療の質の向上や一層の患者様サービス向上が求められており、病院内においてもスタッフの連携によるチーム医療や情報の共有化に対し組織的に取組む必要がでてきています。

そのような状況の中、NTT東日本では「診療における付加価値の提供」のコンセプトの下に

という新しい診療スタイルをご提供する「NTT電子カルテ」を開発して参りました。本システムは昨年12月4日にNTT東日本関東病院(旧関東逓信病院)へ、総合医療情報システムの中核として導入し、医師をはじめとしたメディカルスタッフの皆様に快適な医療環境をご提供させて頂いております。

 

【システムの特徴】

<厚生省(厚生労働省)の通達に準拠したカルテ>

1999年4月に厚生省(厚生労働省)より、「診療録等の電子媒体による保存について」が通達され、条件付きで電子保存が認められました。NTT電子カルテシステムは、その3条件に対応しております。

(1)真正性の確保

(2)見読性の確保

(3)保存性の確保

<診療における付加価値を提供するNTT電子カルテシステムのコンセプト>

(1)医療の質の向上

NTT電子カルテシステムにより、患者様情報の一元化を実現し、患者様が複数の診療科にまたがって受診されてもカルテの参照が可能となり、多角的かつ継続的な治療を受けることが可能となりました。
また、オーダ情報の電子化により、例えば、薬剤の重複投与の防止、誤投与防止などの各種チェック機能や検査禁忌など正確で質の高い医療を提供するためのサポートが可能です。また、各種オーダに対する実施情報やレポート、検査結果を各部門システムと接続・連携することで診療サイドへのフィードバックを迅速に提供でき、情報のコード化による臨床データの収集・分析も可能となります。
経過記録についてはPOSに基づいた「SOAP」を採用し記述方式の統一化が可能です。
加えて、クリティカルパスの導入により、患者様中心の医療を推進し、併せて、医療の質の維持向上とコストリダクションの両立を実現しています。

(2)いつでも、どこでも、必要な情報をコンパクトに提供

外来診察や入院患者のインフォームドコンセント、検査や治療等必要なときにいつでも、診察室や病棟、従来はカルテ搬送が必要だった検査室など端末があればどこでも、瞬時にカルテが参照でき、電子化された情報を取り出せることができます。しかも各種検査結果や治療計画を画像や表、グラフを表示したり、さらには結果数値を時系列やグラフに加工して、それぞれの場面において最適な情報を提供します。

(3)Drのカルテから患者様を中心とした医療チーム全体のカルテへ

従来のカルテは、主に医師が記録・参照するための医師専用の診療情報の記録でありましたが、従来のカルテはもとより温度板やクリティカルパス、検査結果等を含めて整理した診療情報を1つの論理的データベースとし、患者様を中心として医師、看護婦など全ての医療従事者の間で共有します。このことにより診療に携わる部門間で患者様の診療情報を共有することができ、病院内において患者様は総合的な診察・治療を受けることができます。


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【終わりに】

NTT電子カルテシステムは、単なる診療録の電子化という枠を超え、各部門システムと有機的に接続・連携することにより、電子カルテシステムを中心とした総合医療情報システムへの大いなる発展性を持ち、システム導入による最大限の効果を得ることを可能にします。

是非一度、NTT東日本の電子カルテシステムをご自身の目でお確かめ下さい。

 

【問合せ先】

NTT 東日本 法人営業本部 システムサービス部 医療プロジェクト
E-mail e-karte@ss.bch.east.ntt.co.jp

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