MMD Messaging Specification
 
YoshiyukI Kitahara / Infoteria Corporation
Medical Markup Documentの転送仕様
MML2.3では、ドキュメントのオフラインでのやりとりなどを考慮していたため、通信電文というよりは、ドキュメントに処理コマンドを埋め込む形でMessaging FormatにProcessing Instructionを利用してMMLの追加、削除、検索をサポートしてきました。
近年、MML 3.0ではメッセージがHL7 CDAの構造を利用し構造が深くなっており、また、MML2.3のドキュメントをサポートするシステムと連携するような場合も想定されるに至り、通信自体もHTTPもしくはSMTPのいずれかの通信プロトコルが標準でつかわれるようになってきたことを考慮して、新たにMML2.3でもMML3.0の両方のドキュメントを転送できるように、汎用な形式で簡単にやりとりできるMessage formatを考えてみました。
本説明では、今回草案として記述した仕様を説明して、ご紹介したいと思います。
message format
Medical Markup Document Messaging Specificationの仕様内容
本仕様では、Medical Markup Document (省略記述形式としては「MMD」と記す)のやり取りを定義します。この仕様を使って、MML インスタンス(MML2.3, MML3.0,その他のXML形式のコンテンツでも応用可能)の「追加」、「削除」、「照会」の方式を定義しています。