WINE News
WINE 最近の状況
- WINE Mac OS X Server化
昨年のSeaGaia meetingで紹介したWINE Mac OS X Server版が実用稼働している。佐藤病院では、1999年12月より稼働。また数施設のクリニックにおいても稼働しており、テストユーザも現在テスト運用の準備に入った施設が増加している。
- 1999年12月からテスト運用、サポート無し、利用患者数制限版を無償down load、制限無しのものを超定価格で提供している。
- CLAIM プロトコルの採用により、WINEとレセコンの接続を行い、現在、実用試験運用中
- 次期Macの標準OS、Mac OS Xへの移植準備進行中
次期Mac OSは、Cocoaという開発環境を持つ、これは、WINE projectが長年押し進めてきた、Objectプログラミング環境の進化したものである。Mac OS X Serverとの違いは、基本グラフィックシステムが PostScript から Aquaの世界へグラフィックシステムが変更され、それにともなうプログラミングの変更が必要となったが、すでに第1段階はクリアされた。Mac OS X正式リリースとほぼ同時期にWINE for Mac OS Xもリリースできる予定である。
- Cyber Framework 化 WINE project 発進
コーディングレスOjectツールとして実績のある、Cyber Framwork との共同プロジェクトが開始された。WINEが目指す電子カルテはコーディングレスの世界に向かい歩みはじめた。医療界の多様なニーズに一つ一つコーディングして対応していくには無理があると判断し、WINE projectは、Cyber WINEの入力系を強力にサポートしていきたいと考えている。
- Mac OS X版WINEの価格設定
(株)メリッツより、報告される。
文責 高橋 究