医師会における認証システム利用例

 

今村 浩文
株式会社システムフロンティア


1. 概要

地域医療を推進する上で、カルテを何らかの方法で病院−病院・病院−診療所・診療所−診療所の間を流通させる事が必要と考えられ、その際に電子的な媒体であればもっとも効率に、なおかつ、経済的な観点から情報交換が行えると考えられています。そこで紙媒体から電子的な媒体への移行手段として「電子カルテ」の普及促進が図られているわけです。但し、電子的な媒体での情報交換における問題点として、いつ・誰が・何を・どのようにしてといった5W1Hにかかわる内容をどのようにして提供するか、また、プライバシーにかかわる点をどのような手段で解決を図るかが考えられます。

そこで、解決策の1つとして公開鍵証明書を利用した認証「PKI」と呼ばれるシステムがあります。PKIとは公開鍵証明書(公的であれ私的であれ、認証局と呼ばれる機関がお墨付きを与えた証明書)を使用して、ネットワークを流れる情報を暗号ならびに署名付きで送受信する手段を提供する基盤を言います。

この度、岡山市医師会では今後の地域医療を考え、中核医療機関と診療所、診療所と診療所との情報交換を積極的に推進する必要があると考え、

1)電子メール、メーリングリスト(ML)
2)かかりつけ医紹介システム
3)医療機関紹介HP(1医療機関、1ホームページ)
4)電子認証システム
の4つをテーマにシステム構築を行う予定でおり、まず始めに「電子認証システムとは」を会員に周知する目的で、電子メールの暗号化と署名を行える環境を弊社ユーザー認証システムで構築しました。

 

2. システム構成

ハードウェア(含むOS環境など)

 証明書発行サーバー:P。833MHz 512MBRAM, Windows2000 Server

 証明書保管サーバー:P。833MHz 512MBRAM, Linux(Debian2.2)

ソフトウェア

 証明書発行サーバー:ユーザー認証システム・証明書発行クライアントアプリ ケーション

 証明書保管サーバー:OpenLDAP

ユーザーアプリケーション

 Outlook Express5.5(Windows系PC)

 Netscape Messenger4.7(Mac系PC)