高齢化社会を迎えた今日、１ 人の患者さんが複数の診療科を受診するケースが非常に多くなっています。また新生児期、乳児期の疾患ではチーム医療の必要性が問われています。多科の受診においては診療録参照の効率化、チーム医療においては医療行為の効率化が重要であり、必然的に1 患者1 カルテが強く望まれ、情報技術を駆使した「１ 患者１ 電子カルテ」のニーズへと拡大しています。
メディカルドッグは、こうしたニーズにお応えするため、Web ソリューションをベースにした１ 患者１ 電子カルテを実現しました。電子カルテシステムをWeb ソリューションとして構築したことにより、近い将来予測されるインターネット等を利用したWeb 上でのカルテ開示にも迅速に対応できます。
また、液晶ペンタブレットを採用し、手書きペン入力を可能にした独自の操作性は、今までの紙カルテに記述する感覚をそのまま再現することに成功しました。これにより、キーボードに不慣れな医師やチーム医療に携わる医師の診療支援にも大きく貢献できます。
【メディカルドックの特長】
・完全Web 対応でこれからのブロードバンド時代に対応
基本操作はブラウザで、Web
化に完全対応。ブロードバンド時代の到来に際して予想されるさまざまな医療システムとフレキシブルな連携が可能です。
・手書感覚を再現したペンタブレット方式
カルテへの手書き記入感覚を再現したペンタブレット記入方式を採用しているので、キーボード入力に不慣れな医師の診療行為を妨げません。また紙カルテから電子カルテ移行に伴う違和感もありません。このほかにも、キーボードやテンプレート入力など多彩な入力スタイルをご用意しています。
・診療現場の医師の声を直接反映して使いやすさを徹底追求
メディカルドックは学校法人慈恵大学情報技術研究室の指導の下に開発しました。診療業務に従事する医師の声に応え、カルテ入力の効率性をはじめ、医師にとって最も使いやすいシステムとして完成しています。
・他社の医療関連システムとスムーズな連携
医事会計システムや各種レポート（PACS
、内視鏡）システムとの連携が行えます。医事会計の連携により、医師・医療従事者にも使いやすいシステムです。
・スキャナ入力による既存紙カルテの文書管理機能
今まで蓄積した診療録、紹介状、検査レポートなどの紙媒体もスキャナ入力することにより、電子カルテで記載した診療情報との一元管理が可能です。
・ICD10 に準拠した傷病名入力のサポート
ICD10
に準拠した傷病名選択を医師ごと、あるいは診療科ごとに用意したテンプレート入力でサポートします。
・操作ステップを短縮した使いやすいオーダリングシステム
検査や投薬のオーダ入力は、あらかじめ用意されたメニューから選択できます。
操作ステップを簡易化することで、スピーディーな入力が可能となり、患者さんの待ち時間を大幅に短縮します。
・院内診療科間の依頼伝票メッセージング機能
院内依頼伝票機能により、他科への依頼および結果報告が簡単に行えます。
・過去カルテの記入履歴が一目瞭然
患者さんに関するすべての情報を一覧表示します。過去カルテの記入履歴を中心に、投薬履歴や病状経過、検査結果の時系列表示などを即座に表示・参照できます。
・複数診療科でスムーズな連携使用
各診療科で入力された診療記録・オーダ歴・検査結果などを統合管理し、各医師が共有することで、患者さんの診療の継続性を保ちながら、多角的視点からの診療を支援します。
・無床診療所から500 床規模までフレキシブルに対応
病医院の規模や目的に応じたフレキシブルなシステム構築が可能です。
・指紋認証による操作性に優れた高度なセキュリティシステムを導入
マウスに実装された指紋認証により、医師の個人認証を実現。カルテ内容の盗聴・改ざんを防止し、電子カルテ情報のセキュリティを守ります。
・保存性・見読性・真正性を確実に保証
旧厚生省（現厚生労働省）による1999 年4 月22
日通達「診療録等の電子媒体による保存について」の3
原則を遵守しています。
・Web 時代に対応したカルテ開示機能
医師の判断で、カルテを紙にプリントアウトし、患者さんへ開示できます。またWeb
経由でカルテ情報にアクセス可能（開発中）なので、患者さんが自宅から本人のカルテを閲覧可能です。
開発指導：学校法人 慈恵大学 情報技術研究室
メディカルドックは、学校法人慈恵大学情報技術研究室の指導を得て、平成13 年4 月より開発され、提携診療機関の医療法人社団穆心会クリントエグゼクリニック（開院：平成13 年12 月）、並びに慈恵医大晴海トリトンクリニック（開院：平成14 年4 月）にて稼働しています。
●対象病院：無床診療所から500 床規模の医療施設
●診療分野：全診療科
●システム構成
（1）サーバ：
Winodws 2000 サーバまたはSunOS （SOLARIS ）システムの規模に対応する。
（2）クライアント：
・Windows 2000 Professional
・PC （メモリー512M 実装）
・ワコム製液晶ペンタブレット（手書き入力）
・液晶モニタと液晶ディスプレイによるマルチディスプレイ
開発・販売 ナレッジオートメーション株式会社
本社 〒180‐ 0006 東京都武蔵野市中町1‐ 19‐ 18
武蔵野センタービ
TEL ：0422‐ 37‐ 3387 FAX ：0422‐ 37‐ 5891
札幌営業所 〒001‐ 0026 札幌市北区北26 条西8 丁目1‐ 20
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