臨床情報検索システム


株式会社NTTデータ


システム概要

臨床情報検索システム(以下、「本システム」という)は、オーダリングサーバーから本システムのサーバにデータを定期的に取り込み、患者基本、処方、病名、検査、入院基本等のデータを対象としてデータベースを構築し、診療時に必要な患者情報を検索することができるシステムです。また、蓄積をした診療データを診療現場に活用するだけでなく、教育・研究支援のためのデータベースとして活用できます。
(患者番号から対象患者を抽出するのはもちろんの事、上記データを複合的に検索するインテリジェントな検索が可能です。)



システム概念図

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特徴

・本システムは、患者基本、処方、病名、検査、入院基本等のオーダデータを長期間に渡り蓄積し、高速に検索が可能です。

・各種情報を「AND/OR」条件により該当患者の複合的な検索が可能です。また、検査については測定値、結果値の範囲指定による該当患者の検索も可能です。

・検索された患者情報を選択すると、データベースに蓄積された患者詳細情報を履歴で確認できます。またグラフ表示、カレンダー表示を行うことによって、トータル的に確認することもできます。

・ユーザインターフェイスにWEBを採用しており、クライアント環境にブラウザがインストールされていれば良い為、サーバの導入のみで利用が可能です。
(業務機能を重視している為、ブラウザはインターネットエクスプローラ限定となっています。)

・データベースに、cache'(インターシステムズ社製)を採用しています。
cache'にはCSPという強力なwebアプリケーション機能が備わっております。CSPはデータベースとネイティブに接続を行う為、cache'の高速性を損なう事なく、高性能なWEBアプリケーションを作成する事ができます。

・本システムとオーダリングシステムとのインターフェースにはHL7(Health Level 7)を採用しています。(HL7規約に準拠)
従って既存のオーダリングシステムからHL7を生成し、本システムに受け渡す仕組みを作れば高性能なオーダデータ検索システムが利用可能になります。

・長期間のデータを保有するには大容量のディスク領域が必要となります。しかし、cache'はデータを圧縮して保管する為、ディスク領域の消費を最小限に抑えられます。また、データ量が膨大になっても性能劣化が少ない為、大容量データを複雑な条件で検索をすることも可能です。