セミナー(2)
荒木 賢二
宮崎大学医学部附属病院医療情報部/MedXMLコンソーシアム
1. MML3.0 データ交換仕様
MML2.3で定義されていたデータ交換仕様を、MML3.0用に改編した。
改編のポイントは以下の点である。
- クエリを記述しているProcessing Instructionの出現位置を<mml:MmlHeader>の直前に出現するものとするものとした。
- mmlItemResultのProcessing Instructionの出現位置は、各<docInfo>タグの直前とした。
例:
注:解説に直接関係のない必須エレメントや必須属性が省略されている.
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<local_header descriptor="mmlheader" render="MML">
<?mmlQuery type="patient"startDate="1999-07-03" endDate="1999-07-10"reqId="0aae5960-667c-11d3-9751-00105a6792e8"?>
<mml:MmlHeader>
省略
</mml:MmlHeader>
</local_header>
省略
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詳細は、規格書を参照されたい。
2.オーダリング対応のためのCLAIM構造追加 (図.エレメント一覧)
従来、CLAIMは電子カルテ医事連携のための診療請求情報のみの連携であった。CLAIMをオーダリングに対応させるには、請求情報以外にも部門への指示情報など、多くの情報を付加する必要がある。さらに、オーダリングの情報は、施設による違いが極めて大きく、統一化は困難である。よって、今回提案のCLAIM構造追加は、汎用的に使用可能なエレメントおよび属性を定義するものである。実際に、オーダリング情報として、汎用エレメントを使用するには、実装のための取り決めが別途必要である。実装のための取り決めも、「実装事例」という形で、今後MedXMLで提案していく予定である。
汎用エレメントのサンプル
[例]
食餌追加指示
特食病名:糖尿病
*************************************
<claim:bundleRemarks
claim:remarksName="食餌追加指示"
claim:remarkClass="022"><claim:remark
claim:remarkName="特食病名"
claim:remarkCode="10"
claim:remarkCodeId="table006">糖尿病
</claim:remark>
</claim:bundleRemarks>
*************************************