お知らせ

  • 2008.06.18 -- 全講演のVOD配信をはじめました。
    • VOD配信
    • ただし、google社の御講演は非公開とさせていただきます。
  • 2008.06.04 -- Leslie夫妻の講演のVOD配信をはじめました。
  • 2008.04.17 -- ご案内とパンフレットを更新しました。
  • 2008.04.16 -- セミナーの参加費に関して,更新しました。
  • 2008.04.11 -- スケジュールを更新しました。MedXML 理事会、MedXML 総会、SIG報告のスケジュールを追加しました。
  • 2008.04.02 -- スケジュールを更新しました。
  • 2008.03.28 -- 参加申込登録後の変更等の連絡先は、SeagaiaMeeting2008大会事務局までお願いいたします。(問い合わせ先の項を参照のこと)
  • 2008.03.27 -- スケジュール案詳細を本ページに追加しました。
  • 2008.03.10 -- fileご案内 を掲載しました。
  • 2008.03.03 -- 申し込み受付フォーム(近畿ツーリスト)へのリンクを設置しました。

開催にあたり

電子カルテ、そして、これを連携させたEHR。

90年代終わりに本格化した電子カルテの開発も、今ひとつ爆発的な普及をみせず、大きな医療機関に留まっている感があります。そうするうちに、Googleに代表されるような、インターネットを舞台とした「ネットの向こう側」の技術と文化が進展。今動いている電子カルテを支える技術と運用、そして考え方は、明らかに「古いもの」になっていると思います。

ベンダーの提供する電子カルテは、データベースからアプリまでを統合した「オール・イン・ワン」的なものになっていますが、果たしてこれは正しいやり方なのか?画一的な(唯一の)電子カルテアプリが提供され、これを施設ごとにカスタマイズして使う。結果、システム価格の高騰、互換性の欠如など、良い方向に向いているとは思えません。むしろ、メガベンダーの役割は、DB、ネットワーク、サブシステムとのインタフェイスなど、基本部分に限定し、APIの公開、 Webサービス化された様々な粒度の機能(参照/更新系)の提供などを積極的に行い、アプリケーションは提供しない(Third Partyが作成)という思い切ったパラダイムシフトが必要になるのではないか?このような、大きなパラダイムチェンジの予兆を感じさせる新たな技術が続々生まれています。

今年のSeagaia Meetingでは、XMLを否定してみることすら辞さないくらいの思い切りで、新たな議論を始めたいと思います。


日程

  • 2008年 5月 22日  Programmer's Camp
    13:00-        openEHRの理解と、MMLの今後
    18:00-        懇親会(京都の繁華街を予定)
    
  • 2008年 5月 23日  Seagaia Meeting
    13:00-        最先端セミナー: openEHRとは何か?*1
    18:00-        懇親会(芝蘭会館本館)
  • 2008年 5月 24日  Seagaia Meeting
    09:30-12:00   サイバー・ラボの新パラダイム
    12:00-13:00   MedXML 理事会
    13:30-13:40   MedXML 総会
    13:40-14:00   SIG 報告
    14:00-17:00  EHRの今後と進化
  • (*1) 23日の最先端セミナー参加者には、医療情報技師ポイント(1点)を付与します。
    • 当日、受付にて【医療情報技師認定証】をご呈示ください。認定証なき場合は処理できませんのでご注意ください。


詳細

問い合わせ先

  • SeagaiaMeeting2008 大会事務局
    • 会議に関するお問い合わせ
    • 参加申込登録後の変更等の連絡
    • SeagaiaMeeting2008大会事務局  

スケジュール

5/22(木)Programmer's Camp

  • 芝蘭会館・別館2F
  • 18:00- 懇親会(ホテルフジタ京都地階 「中国料理 桂花林」) 会費:7,000円程度


5/23(金)勉強会(芝蘭会館本館)

fileオープニング(VOD配信)

  • 挨拶: 大橋、吉原
  • 司会: 小林
  • 13:00- 最先端セミナー: openEHRとは何か?
      オーストラリアからopenEHRの専門家を招いてのレクチャー
      
     「アーキタイプ技術(openEHR)とその背景」
      
     【講演要旨】
     欧州を中心に開発されてきた生涯型電子健康記録(EHR)技術を背景とした
     標準規格CEN13606が2008年1月にISOTC225委員会で承認された。
     日本においても新時代の医療情報基盤としてEHR構築への機運が高まってい
     るが,まだ十分な理解が進んでいるとは言えない状況である。
     そこで,本セミナーではCEN13606の背景となる実装をオープンソースソフト
     ウェアとして提供しているopenEHRプロジェクトの中核を担う企業である
     Ocean Informatics社(オーストラリア)から演者をお招きし,CEN13606の
     特徴であるアーキタイプ技術について解説していただくこととした。
     アーキタイプ技術により実現したオーストラリアGEHRプロジェクトについて
     のお話や,臨床モデルの開発プロセス,用語体系の整備,相互可用性の実現
     について紹介していただく予定である。
  • セミナー1「Archetype入門-その構造と臨床モデル」
    • Dr. Heather Leslie,
    • Director of Clinical Modeling, Ocean Informatics, Australia
    • VOD配信, (90m)
  • セミナー2「アーキタイプ技術(openEHR)を基盤としたEHRの実際」
    • Dr. Hugh Leslie,
    • Clinical Director, Ocean Informatics,Australia
    • VOD配信, (90m)
  • 18:00- 懇親会(芝蘭会館本館)


5/24(土)

  • 09:30-12:00 サイバー・ラボの新パラダイム
    • 司会: 吉原
    • サイバー・ラボ 加藤氏
         第1部:〜 疾病現象や大規模自然災害対応等の複雑系を記述する
                                                    新プラットフォーム 〜
                     複雑系の記述からシミュレータ実装、分析系までをカバー
                     する新たなプラットフォームを紹介する。
                 
         第2部:〜 End User ComputingのWEB化が切り開く
                                                  新たな開発パラダイム 〜
                     End User Computingをインターネット上で展開する方式と
                     その応用や今後の展開について紹介する。
                 
         第3部:〜 CyberFrameworkの
                           第3世代WEB技術統合化プラットフォームの世界 〜
                     超リッチクライアント型第3世代WEB技術をCyberFramework
                   で統合化した新たな開発プラットフォームを紹介する。

  • 12:00-13:00 MedXML 理事会
  • 13:30-13:40 MedXML 総 会
  • 13:40-14:00 SIG 報告
    • 大橋先生
    • 裁判の証拠として「電子カルテ」はどう対応すればよいか
         概要:電子カルテの普及に伴い、電子カルテの記録が裁判の証拠として
         必要とされる例が目立つようになりました。これに伴い東京地裁では
         「電子カルテに関する勉強会」を開催するなどの動きも現れています。
         「証拠保全などに対し、電子カルテ記録をどう扱うべきか」、司法の
         立場でも困惑があるところですが、医療の現状にそぐわない法的規制な
         どがかかる前に、現場サイドから提案をしてゆく必要があるかと思いま
         す。電子カルテはどう対応すべきか皆さんとディスカッションしま 
         しょう。
        
    • 参考資料 filesg2008_ohashi.pdf

  • 14:00-17:00 EHRの今後と進化 【話題提供】(i)〜(iv)
    • 司会: 大橋
  1. Googleの基盤技術
    • Tommy Kan ( Google Japan テクニカルアカウントマネージャー)
    • 世界レベルのHealth Information Managementに貢献できるGoogleの技術とサービス基盤のもつ可能性
           Googleは、社会システムを支えるグローバル企業として、様々な基礎技術、
           アプリケーションを提供している。この技術は、札幌生協プロジェクトに
           も使われており、社会基盤たるEHRにも大きな貢献が予想される。
           Googleの基盤技術を総括し、EHRへの応用の可能性について議論する。
       
  2. 地域連携医療の問題点と未来
    • 宮崎大学 有田、荒木
    • 京都大学 吉原
           ドルフィンプロジェクトとして地域連携医療システムを開始して7年。
           システムの問題点、運用の問題点などについて報告し考察する。
    • 参考資料 filesg2008_yoshihara.pdf
    • 参考資料 filesg2008_udolphin_arita.pdf
    • 参考資料 filesg2008_araki.pdf
  3. 札幌生協プロジェクト
    • 大松重尚
    • 日本の食べ物の世界で何が起きているか? -食品にも「カルテ」-
           昨今の食品での事件は、食の情報の信頼を揺るがす国際問題にもなって
           いる。しかし、食品の仕様情報は多様で変更が多いことも問題解決の障
           害とされている。食品業界でも、食品の仕様書をカルテと呼ぶ。
           このカルテを処理する画期的なシステムをグーグルの技術とともにコー
           プさっぽろで実務レベルまで開発・実装した状況を報告する。
           
    • 参考資料 filesg2008_kyotounivmed080524web_omatsu.pdf
  4. 総合討論

関連リンク



Last-modified: 2008-06-23 (月) 00:42:18 (2367d)

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